自社株の譲渡を制限している会社(株式譲渡制限会社)でないのなら、定款を変更して株式譲渡制限会社になりましょう。変更には株主総会の開催が必要です。

 

Q 小規模な会社を経営しています。

外部の人による買収を防止するために確認すべき点を教えてください。

 

A   会社にとって好ましくない人物に株式が譲渡されると、事業継続が困難になることがあります。

そのような事態を防ぐ方法が、株式の譲渡を制限する「株式譲渡制限会社」になることです。取締役会や株主総会、代表取締役の承認手続きを経なければ、株式を譲渡できなくなります。

第三者に株式が渡りにくくなるので、会社の乗っ取りを防げるほか、事業承継の際に後継者に株式を集中しやすくなります。

株式譲渡制限会社になるには、定款に「すべての株式の譲渡について会社の承認が必要」とする内容の規定を定める必要があります。定款に盛り込んであるか、確認してください。

なお、株式の譲渡制限について定款に新たに定めるには、株主総会を開催し、議決権がある株主の過半数の参加かつその株主の議決権の3分の2以上の賛成が必要となります。

 

株式譲渡制限会社は、取締役会の設置義務がありません。また、取締役の任期は最長10年になります