Q.店舗用不動産の貸付業を営んでいます。各テナントからは毎月20日に当月分の賃料を受け取ることになっているのですが、一部の借り主から入金がありません。家賃が遅れて支払われるとき、収入はどの時期に計上すればよいでしょうか。

A.税務会計上、たとえ借り主の賃料支払いが滞っていても、不動産貸付業者は賃料を受け取ったとみなして収益計上します。

ただし、借り主と賃貸借契約内容について係争になり、賃料が確定していないために支払いを受けていないときは、当月に収益計上しなくても問題ありません。係争の結果によっては賃料を得られないこともあるためです。

しかし、賃料の増減に関する契約が争いの原因であれば、借り主が供託した金額を考慮に入れて、賃料を合理的に見積もって収益に計上しなければなりません。なお、当月分の賃料の収益計上時期はその月です。翌月分を先に受け取っているときは、その前受け分は受け取ったときの収益として計上せず、翌月で処理します。

 

出典:納税通信 第3444号 平成28年10月24日

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