Q 扶養している家族が、扶養から外れる収入のライン「103万円」の数字の根拠を教えてください。

A 扶養控除から外れる103万円の根拠は、所得税の基礎控除(38万円)と給与所得控除(65万円)の合計額です。これを超える収入を得たときに、扶養家族から外れるというものです。所得税額を計算するときに所得から差し引ける金額を所得控除といいます。基礎控除も給与所得控除もこの所得控除に含まれるものです。基礎控除は、すべての人が無条件で一律38万円を差し引ける所得控除です。また、給与所得控除は、サラリーマンの必要経費に該当するもので、年収に応じて控除額が定められており、最低金額は65万円です。なお、サラリーマンではなく、内職をする人、外交員、集金人、電力量計の検針人といった「家内労働者等」も同様に、必要経費として65万円まで認められます。内職などの収入が103万円以下でほかに所得がなければ、所得税はかからず、扶養から外れることがありません。

出典2016(平成28年)8月22日(月曜日) 第3435号

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