Q.ビル1棟を所有し、個人として賃貸業を営んでいます。1階は昨年末まで飲食店に貸し出していましたが、その店が退去した後はずっと誰にも貸していません。それ以外は住居用の貸室です。店舗への貸し出しは消費税の課税取引ですが、1階が空室のまま年末を迎えたとしても消費税の確定申告は必要でしょうか。

A.お店に不動産を貸している人は消費税の課税事業者になりますが、その年に課税される家賃収入がなく納める税額がなければ、確定申告をしなくて済みます。
課税事業者は原則として確定申告を提出しなければなりません。しかし、①課税期間に国内の課税資産の譲渡や国外事業者からの特定課税仕入れがない、②課税資産の譲渡分の消費税から仕入れ分の消費税額の控除税額を差し引くと100円未満―のいずれにも該当すれば提出不要です。
ただし、消費税の還付を受けるには申告が不可欠なので、還付対象者は提出義務がなくても必ず申告しましょう。

出典:納税通信 第3485号 平成29年8月14日