Q:個人事業主として建設業を営んでいますが、取引先や金融機関からの信用アップを狙い、法人成りを検討しています。資本金を積み増やすために、現金に加え、昨年200万円で購入した事業用の中古トラックを資本金に充てることはできますか。

A:資本金は金銭で拠出するのが一般的ですが、不動産や車による「現物」での出資も可能です。
現物出資できる財産は、貸借対照表に資産計上する財産です。形があるものである必要はなく、土地、建物、自動車やパソコンなどの動産、有価証券のほか、営業権や商標権などの無形固定資産なども対象になります。
現物出資を受けた会社は、裁判所が選任した弁護士などを検査役とした調査を受けなければなりませんが、現物出資額が500万円以下なら調査は不要です。調査を受けるとなると時間と費用が掛かってしまうので、現物出資は500万円以下になるように設定することが多いようです。

資本金の金額は、会社の信用力を判断する重要な指標です。金銭だけでは信用を得るために必要な資本金を十分に準備することができないのであれば現物出資を検討しましょう。

出典:納税通信 第3487号 平成29年8月28日